ミクロ経済モデル 授業
■授業概要
ミクロ経済学は、個々の経済主体の意思決定を考察し、その結果を集計して、経済社会を記述・評価する学問です。
具体的には、消費者と生産者の合理的意思決定に基づいた需要法則と供給法則を学び、さらに、希少資源の配分問題を解く1つの経済メカニズムである「市場メカニズム」を学びます。
ミクロ経済モデルの講義では、ミクロ経済学の2つのエッセンスを学生に伝えることを目指します。
消費者行動を通じて経済主体の合理的意思決定の理論を学び、
続いて、純粋交換経済を通じて市場メカニズムの基礎を学びます。
これら2つのエッセンスを習得した後、不確実性と生産者行動に触れる予定でいます。
■到達目標
ミクロ経済学の基本的な考え方である、コストとベネフィットの相対評価の視点を理解すること。
身の回りの出来事や経済ニュースについて、ミクロ経済学の視点から評価できるようになること。
公務員試験など各種資格試験で出題されるミクロ経済学の問題を自力で解けるようになること。
■授業計画
ミクロ経済モデル 授業 第1回
ミクロ経済モデル 授業 第2回
ミクロ経済モデル 授業 第3回
ミクロ経済モデル 授業 第4回
ミクロ経済モデル 授業 第5回 消費者行動(4)
ミクロ経済モデル 授業 第6回 消費者行動(5)
ミクロ経済モデル 授業 第7回 消費者行動(6)
ミクロ経済モデル 授業 第8回 消費者行動(8)
ミクロ経済モデル 授業 課題3
ミクロ経済モデル 授業 第9回 (9)
第9回 消費者行動(8):消費者余剰
第10回 市場機構と厚生(1):市場メカニズム
第11回 市場機構と厚生(2):純粋交換経済の一般均衡分析
第12回 市場機構と厚生(3):純粋交換経済の一般均衡分析
第13回 市場機構と厚生(4):厚生経済学の基本定理
第14回 生産者行動
第15回 不確実性
■授業時間外学習
毎週、講義ノートを、最低でも1度は読み直してください。
そのとき、分からないところがあれば、まずは、参考書などを使って、自分の頭で考えてみてください。それでも分からなければ、積極的に教員に質問してください。
要するに、疑問点を見つけて、その疑問を解消するのが講義時間外の学習です。
また、経済理論の習得には、問題演習が効果的です。そこで、区切りの良いところで、そこまでの内容をまとめた練習問題を出します。解答例も後日に配布するので、各自、挑戦してください。
成績評価
■方法
定期試験(筆記試験)の成績で評価する。定期試験(100%)
■基準・評価
基本的な用語・解概念が理解できているかを問う問題と、それを応用した計算問題を解いてもらい、その理解度を測る。計算については、計算過程についても十分に評価する。定期試験の事前に、幾つかの練習問題を提示する予定でいる。
参考書
神取道宏  『ミクロの経済学の力』  日本評論者  978-4-535-55756-7
ハル・ヴァリアン  『入門ミクロ経済学』(原著第9版)  勁草書房  978-4-326-95132-1
講師: 太田勝憲
ゲーム理論 授業も